手放したもの その4 「足りない」という不安
こんにちわ!
サナブリ真木です。
最近、毎日車を運転しながら、空を眺めるのですが、空ってこんなに綺麗だったんですね
( ´ ▽ ` )
本当に、いつ見ても、同じ雲の形や空の色など無いのに、いつも完璧な美しさがあり、ほとほとその神秘的な風景に驚いています。
私は、今まで空を見上げた事なんか、ほとんどありませんでした。
「空を見てる暇があったら、仕事しよか!」
という、
少女漫画なら、絶対に意地悪キャラやろ!的な発想しか出来なかったのです。
何故ならば、いつも、心の奥底に、不安があったからです。
今日は、誰もが、抱える「不安」について書きたいと思います。
元々、20歳の時に、自己受容といって、
「ありのままの自分を受け入れる」
という勉強をしていた事もあり、私は、基本的に明るく前向きな性格で、常に自分が自分の事をどう思っているかを大切にして来たつもりでした。
なので、
「自信はある」
「自分次第で何にだってなれる」
と思っていたのです。
ですが、
何故かいつも、気持ちが焦っていたのです。
「早くしなければ」
「もっともっとやらなければ!」
双子を出産した時も、
2人いっぺんに授乳しながら、
テレビを見つつ、
ご飯を食べようとして、
1人で格闘していたくらいです。
早くしなければ。
何かが足りない。
満足出来ない。
自分では、ハッキリ気付いていないのですが、
常に、焦燥感を抱えていたのです。
サナブリでも、スタッフに、
「どうしたら、もっとお客様さんに喜んでもらえると思う?」
「何が足りないのかな?」
と事ある毎に、質問し、
「もっと、こうだったらいいですね。」
と、答えてもらっていました。
今、考えると、私が、あんまり真剣なので、
「何か良い事を言わなければならない」
と、必死に足りないところを探してくれていたと、思うのです。
スタッフの人!本当にごめんね!
なのに、私は自分で聞いておいて、その答えに傷付きながら、その足りないところを埋めようと、躍起になって足掻いていたのでした(*_*)
何故、そのように、「足りない」と感じてしまうのか?
それは、私が自信を付けてきた方法に原因がありました。
私は今まで、目標を持ち、それを達成する
という形で成功体験を積み、それを自分の自信にしてきました。
なので、
○○が出来る
○○が得意
○○を乗り越えた事がある
という条件と、
人からの承認が自信の根拠になっていたのです。
ですがこの条件は、年齢など、自分のステージが変わる毎に、通用しない時が来てしまい、毎回その度に、成功体験を重ね、人に承認してもらわなければ、自分の価値を確認出来なくなっていたのです。
これが、私が常に焦っている原因になっていました。
私は、それを理解し、勇気を振り絞って、
私を支えている、全ての条件を失っても、自分には、「価値がある」と信じる事にしました。
自分に
「頑張らなくてもいい」
「無理しなくていい」
「迷惑をかけてもいい」
と言い聞かせ、頑張らない事を頑張ってみました。
今まで、なるべく早く早く!と焦ってやっていた事を、ひとつずつ、あえて、ゆっくりやるように意識しました。
そして、
「人に迷惑ばかりかけて、
誰の役にも立てなかったとしても、
家で、ゴロゴロしながらテレビを見て、せんべいばかり食べていたとしても、
私は高価で、尊い」
を実証する為に、本当に家でゴロゴロしながら、テレビを見て、せんべいばかり食べてみる事にしたのです!
そして、この世紀の大実験により、ものすごい発見をする事になるのです!!!
それは、
「せんべいは、うますぎる!」
という事と、
「こうでなければ価値が無い!を手放してみても、何も変わらない」
という発見です。
結局、自分がどう思っているかだけなのです。
よく、考えてみて下さい。
もし、人の役に立ってはじめて、価値があるのなら、
産まれたばかりの赤ちゃんや、自分では動けない病気や、障害を持っている人は、価値が無いのでしょうか?
亡くなる寸前のお年寄りは、価値が無いのでしょうか?
みんな、そう聞かれたら、こう答えると思うのです!
「どんな人にも価値がある」
なのに、不思議なもので、自分の事だけは、
もっともっと!と、価値を足そうとしてしまいます。
何故なのか?
何故、自分には、そんなに満足出来ないのか?
これは、自分は、「足りない」
という勘違いから起こっている思うのです。
私達は、みんながみんな、それぞれに好きな事や、嫌いな事があり、得意な事や、苦手な事があります。
そして、常に長所と短所は表裏一体です。
私の様に、
雑だけど仕事が早いという特徴がある場合、
雑に注目するか、早いに注目するかだけの違いです。
それこそが自分なのに、悪い方に注目して、誰かと比べて不安になり、私は足りない!と努力してしまうと思うのです。
ですが、これこそが一番の「足りない」原因です。
潜在意識の無限のエネルギーにより、
「足りない」
が実現されていくんですね。
私はこの実験により、
今、この瞬間、全く何も足さなくても
「私はこれでいい」「私には価値がある」
と確信する事がとても大切だと思いました。
すると、必ず「価値がある」が実現されていくのです。
そして、私は「自分が足りている」と知った瞬間から、どんな人も「足りている」と確信出来るようになりました。
私自身も、娘も、主人も、サナブリも、スタッフも、それ以外の全ての人も、
前提が、
「足りない」
ではなく、
「足りている」
と確信する事で、何かと焦る必要が無くなり、この人を変えよう!導こう!という思いも手放す事が出来たのです。
「足りない」という不安を手放す事で、初めて、自分が、本当にやりたい事に挑戦出来るのですね!
もし、「足りない」という不安を手放したい!という方がいましたら、ぜひこの言葉を心の中で唱えて下さい。
「どうせ、私は、パーフェクト!」
(注)口に出すと嫌われる可能性があります。
今日も、読んで下さってありがとうございました〜〜(´∀`)
皆様にとって最高に、足りている1日となりますように!