手放したもの その5 罪悪感
昨日は、4年間働いて、サナブリを一緒に作ってくれた、すみちゃんの送別会で、
名張の和割烹「ゆとり」さんへ行って来ました。
「ゆとり」さんは、いつ行っても、お魚がすごく美味しくて、尊敬してしまいます!
ご馳走さまでした!
そして、本当にサナブリのため、お客さんの為に全力で働いてくれた、パティシエのすみちゃん、今まで、ありがとうございました(^-^)
すみちゃんは、また、料理教室を、手伝ってくれますので、ぜひ、皆様、料理教室にも、参加して下さいませ!!
今日は、罪悪感について、書きたいと思います。
私はこれまで、罪悪感は大切なものだと思っていました。
罪悪感が無ければ、悪い事を平気でしてしまうし、世の中の秩序が保たれないと、漠然と思っていたのです。
私の中にある罪悪感で一番に思い付くのが、
「子供に、良いものを食べさせていない」
というものでした。
私が子供の頃、母は病弱体質を克服した経験から、 玄米菜食の粗食と、自然療法で、私達を育ててくれました。
ですが、子供の頃から、無類の食いしん坊だった私は、常にお腹が空いていて、
「美味しいものが食べたい!甘いものが食べたい!」
と、飢えていたのです。
ある時、母に、
「ケーキが食べたい。」
諦めません!もらうまでは!
という姿勢でしつこく、言った事がありました。
母は、あまりに私がしつこかったので、鬱陶しかったのでしょう。
「はい、ケーキあるよ。」
と言って、玄米をペチャンコにしたものを渡してきたのです。
一瞬、ケーキが貰えると期待した私は、その玄米を見て、愕然とし、震えるくらいに、怒り狂い
「この恨みはらさでおくべきか〜」
と手が付けられないほど、暴れたものでした。
そんな風に、飢えて育った私は、自分のお金を持つようになると、それまで、恋い焦がれて、欲しくて欲しくてたまらなかった、甘いものや、ジャンクフードなどを爆発的に食べるようになっていきました。
さすがに、子供を産む頃には、玄米菜食の美味しさや、素晴らしさは理解出来るようになっていたのですが、自分の子供に対して、どうしても、自分が子供の頃に、食べたかったものを与えてしまうのです。
「自分が食べたかったものを、私の子供はそんなに欲していない。」
頭では、理解しているつもりなのですが、そこに罪悪感が重くのしかかるほどに、その行動は、止められなくなっていきました。
そして、与えすぎたせいでしょう。
双子の子供は、食べものにあまり興味を持たなくなってきました。
そして、ようやく私は、
「罪悪感を持つ事」
こそがその行動をエスカレートさせていく
という事を学びました。
結局、全てに通じているのですが、
「私は、子供に良くないものを与えてしまっている」
と潜在意識が確信すれば、するほど、それが実現していきます。
小さい子供を持つお母さん達の中には、
「自分の責任で子供を育てなければならない」
「自分次第で、子供の将来が大きく変わってくる」
と得体の知れない大きな重圧の中、日々、自分と戦っている方も多いと思います。
私も強くそう思っていました。
でも、よく考えたら、同じ環境で育っている、うちのDNAが全く同じ、一卵性の双子でさえも、性分、性格、得意な事が全然違うのです。
これは、育て方云々の問題では無く、完全に、持って産まれてきているとしか、考えられません。
きっと、子供達は、自分の命の形を持って産まれてきて、自分で育っていくのだと思います。
だから、私達親は、
「自分次第で、全てが変わる!」
と意気込まず、
正しい子育てでは無く、楽しい子育てをしていけばいいのだと。
自分が正しい事が出来ていないと思った時、必ず人は、自分を責めてしまいます。
時には、自分が、ものすごく頑張って守っているルールを、平気でやぶって楽しそうにしている人を見た時に、無性に腹が立つこともあるでしょう。
でも、子供は、お母さんが例え
ルーズで、片付けられなくて、太っていて、約束が守れなかったとしても、
嬉しそうにしていて欲しいと思うのです。
どんなに完璧なお母さんでも、お母さんが苦しそうだったら、子供も苦しいと思うのです。
だから、私達は、今日も、思いっきり、ケーキを食べて、ゴロゴロする義務があるのです!
あ〜〜忙しい!!
家族の為に、大変だけど仕方ないから、自分を存分に甘やかしましょう!!
ではでは、今日も、素敵な1日をお過ごし下さい(๑˃̵ᴗ˂̵)
ありがとうございました〜〜〜〜o(^o^)o