手放したもの その12 自分の役割以外の続き
こんにちは!
サナブリ真木です。
今日は、昨日書き切れなかった、自分の役割について、更に深く考えていきたいと思います。
私は、人が、それぞれの役割を持って生まれてきたと思っています。
自分の役割を生きている時に、人は輝き、
自分の役割以外を生きている時に、人は苦しくなってくると思うのです。
例えば、
好きな仕事があり仕事を通して、自分を発揮したいが、旦那さんや、家族の期待に応える為、専業主婦をしている人。
本当は、叶えたい夢があるが、安定した収入を得る為に、夢を諦め、収入のためだけに仕事をしている人。
夢中でやりたいスポーツがあるが、親の期待に応える為に、毎日、塾や、他の習い事を頑張っている子供達
世の中には、仕方無く、自分の役割以外を生きている方が沢山いると思います。
「そうは言っても、夢だけで子供は養えない!」
「自分がやらなければ、誰がやるの?」
「子供の将来の為には必要だから!」
と思われる方も多いと思います。
私は、以前、テレビで、親が、子供に就いて欲しい職業ランキングというのを見たのですが、
結果が、
10年以上連続で1位が
「公務員」
というのを見て、衝撃を受けたのを覚えています。
もちろん良い仕事だと思うのですが、一番多い理由は、
「収入が安定しているから」
となっていました。
これは、もちろん、親が子供を思う、「愛」以外の何物でも無いと思うのですが、子供の収入が安定していれば、幸せになれると沢山の方が思っている事が、私には凄く驚きだったのです。
私の家は、両親がクリスチャンなので、
聖書の言葉をよく聞く機会がありました。
その中で
「貧しき者は幸いです」
という言葉があり、
お金さえあれば幸せになれるという感覚が、全く無かったのです。
(後で分かったのですが、「貧しき者は幸いです。」貧しきの意味は、お金がない人では無く、博学では無く、頭がシンプルな人の事だそうです。)
私達は、自分がした苦労を子供にはさせたくないと思い、どうしても、苦労しない道を歩んで欲しいと思ってしまいます。
また、周りの人を幸せにしたいから、自分が必要だと思う役割を、果たさなければならないと思ってしまいます。
ですが、本当に子供や、周りの人を幸せになってもらいたいならば、自分の役割を見つけ、その役割で生きる事だと思うのです。
なぜならば、自分の役割で生き始めた時、人は何倍も力を発揮するからです。
本当に驚くくらいのエネルギーが出てきて、疲れにくく、寝ずに働けるようになってしまうので、今までの疲弊した身体を癒す時間がいらなくなります。
これは、本当にやってみなければ、分かりません。皆様の中にも、体験した事がある方も多いと思いますが、
「夢中でやってて、気がついたら、徹夜しちゃった!」
「これだけは、何時間でも、やっていられる!」
というあの感覚です。
自分が、したい事をしているからこそ、人はエネルギーが出て来ると思うのですが、周りに受け入れられる為に頑張っていたら、いつの間にか、
「やらなければならない事」
で生活の、ほとんど埋まってしまっている人も多いのではないかと思うのです。
私達は、自分の役割をまず知らなければなりません。
その為には、
自分にも、周りの人にも、
「こうしたら、みんなと違うよ!」
「こうしたら、みんなに笑われるよ!」
「こうしたら、みんなに迷惑かけるよ!」
「こうしたら、みんなに嫌われるよ!」
という言葉で、不安を煽る事をやめなければなりません。
この言葉は、みんなにどう思われるかに対する恐れですが、一番恐れるべきは、自分の役割を生きられない事だと、私は思います。
みんなに受け入れてもらう為、みんなに嫌われない為に、自分の役割以外を引き受けたとしても、
潜在意識が、
「私は、みんなに愛される努力をしなければ、受け入れてもらえない」
の確信を深め、
「受け入れられない」
がたんたんと実現していきます。
という事は、
「愛される」為にやっている事が
「.愛されない」を生み出すという
最悪の悪循環を生んでしまうのです。
今、私達が知らなければならないのは、
「子供の、役割が何か?」
では無く、
「自分の役割は、何か?」という事です。
本当に自分の役割を生きている人は、絶対、周りの人に、役割以外の事を強制したりしないからです。
周りの人の役割は、周りの人しか分かりません。
もし、自分の役割を知りたい方がおられたら、
頭であれこれ考えるのでは無く、
ただ、純粋に、
ワクワクに正直にいる事だと思います。
思考ほど、目を曇らせるものはありません。
子供は、本当に純粋です。
私達は、子供を先生にして、純粋さを学ばなければならないと感じる毎日です。
自分が必要だと思う役割を手放しても、必ずその役割をする人が現れます。
その人は、意外に近くにいたりします。
自分が頑張っているうちは、それに気付けないものなのです。
私の母は、
「祈りにより、すべてを繋ぐ」
「愛を表現する」
などの役割があるようなのですが、母親、妻としての役割は、あまり与えらていなかったように見受けられます。
急に飛び出して行って帰って来なかったり、謎のご飯を作ったり、変な踊りを踊ったりしていました。
私達は、
「母親として、当然すべき事をしてくれない!」
恥ずかしい目にあったりし、母に怒ったりしていましたが、
だんだん、私が料理を作り、妹が弟の世話をするようになったりして、何とかなっていたものでした。
もちろん、「親」「妻」「一家の大黒柱」「経営者」など、理想の型があるように認識されているのも事実で、周りからそれを求められ事も、多いと思います。
でも、人は、持っている役割が違うので、みんな理想の型にははめられません。
その時こそ、
「自分はこれでいい!」
と確信した上で
「期待に添えなくてごめんね!」
と申し訳なさそうにしていれば、それでいいと私は思います。
八の字眉の練習をしておくと、尚いいです。
「例え、受け入れて貰えなくても、私は自分の役割を生きる」
と決めた瞬間から、
「受け入れられる」が実現していく
という事を私は体験を通して学びました。
今日も、自分の心に正直に、ワクワクする事をやりましょう!
読んでくださってありがとうございましたo(^o^)o
また、お会いしましょう!
今、自分が何をしたいかが、分からない若者が増えているといいます。