今までの人を育てる方法に意外なリスクを発見!本当に人の成長を願うなら…。
こんにちは!
サナブリ真木です。
今日は、教育こそが自分の仕事だと思っていた私が、心の持ち方が変わった事で変化した、人を育てる方法について書きたいと思います。
私は、小学生の頃から、リーダーシップを取る事が多く、「人を動かす」という事に、とても興味を持っていました。
自分の誕生日に、自分で、料理とケーキを作り、ゲームを考えて、近所の子をうちに招き、自分で
「真木ちゃんの誕生日会を始めます。」
と仕切っていたくらいです。
今考えると、
「誰かつっこんで〜〜!」
という感じですが、
今も、その時と、同じような仕事をしているな〜と思っています。
私は、リーダーシップを取るうえで
人がどうしたら喜び、
人がどうしたらやる気を出し、
人がどうしたら輝くのか
という事がとても気になっていました。
小学4年生の時、クラスのまとまりが無く、いつまでも、話が前に進まないという事がありました。
先生が、いると静かになるのですが、自主的に考えている子が少なく、みんながとても受身な態度を取っていたのです。
私は先生に
「先生、一度、私達の話し合いを何も言わずに、見ていてもらえますか?
先生がいたら静かになるんですが、それでは意味が無い事は、分かっています。
みんなが、考える姿勢になるように持っていきたいのですが、まずは静かにならないと、始められないので」
というような事を言った事がありました。
先生は
「君は本当に子供か?」
と驚いていました。
私はたま見かける、
子供かおばちゃんか、どっちか分かりにくい子供だったのです。
弟が1歳の時、私は小学6年生でした。
弟を連れて出かけると、横に母がいるのに、6年にして、よくお母さんと間違われていました。
一言で言うと、メチャクチャ老けていたんですね(^_^;)
中学生の時はOLに見られ、
20歳の時には、36歳くらいに見られていました。
何でこんな事にはなったのでしょうか??
まあ、それはいいとして、
私は、人を動かす為には、常に、
「考えさせる」
事が必要だと感じていました。
あれこれ言った上で、やってもらっても、その人の達成感にはつながらないし、考えが無ければ応用もきかないと思っていたからです。
なので、ある程度ゴールを共有して、仕事を任せていく事が、とても大切だと感じていました。
[手放したもの その6 私がやります!]
でも書いたように、
「任せて、信じて、見守る」
事だなと考えていました。
ですが、ここ最近大きく、変化した事があります。
それは、
本当に人を育てたいのなら、
育てようとしない事
が大切だということです。
理由は、まず、ひとつめに、いつも書いていますが、自分が
「育てなければならない人」
と思っている限り、相手が足りている人になる事は、ありません。
いつまでも、目の前には、
「育てなければならない人」
がいるという現象を変える事は出来ません。
そしてふたつめの理由として、自分が、育てようと思った時点で、自分の理想の型を押し付ける事になるのでは?と考えているのです。
育てよう!としている時は、
相手のゴールは、結局、自分が決めているという事です。
これは、大きな問題です。
自分で作った箱を渡し、
「この中で最大限大きくなってね」
と言っているようなものだからです。
私が住んでいる、愛農高校の敷地内には、牛、豚、鶏などの動物がいます。
生徒さんが、有機農業を学ぶ為に、飼育しているのです。
その鶏も、少し前から、ゲージの中で飼うのをやめて、平飼いにしています。
鶏達は、美味しいご飯を食べて、元気に、あっち行ったり、こっち行ったり走り回って、卵を産んでいます。
それを見ていて、思うのです。
ゲージに入れられて、身動きを取れず、1番いい卵を産む為に、調合された、餌を決まった時間に与えられたら、そりゃストレス溜まるわな〜、と。
愛農高校では、畜産部門でも遺伝子組み換え作物や抗生物質等に頼らず、家畜のストレスを減らす飼育方法を模索、実践し「いのちを大切にする農業」に取り組んでいます。
この、鶏と人間も、同じだと思うのです。
社会に、出れば、より生産性の高い人間になる事を求められます。
ですから、生産性が高い箱の型を渡され、
「この中で最大限大きくなるように!」
と言われてしまうのです。
時には、鶏がそうであるように、抗生物質や、成長ホルモン剤を入れられてまで、生産性を高めるというような、何が何だか、よく分からない状況が起こってきます。
これは、ひとえに誰かが決めたゴールを目指して、みんなで走る事になってしまっているからではないでしょうか?
私達のゴールは、みんな違います。
それぞれがその箱の中に入れるような形ではありません。
もっともっと、大きくて、無限に膨らんでいく存在です。
私達は、全員が全員、それぞれ、最高のギフトを持って生まれてきているのです。
ですから、理想の形の箱など、いらないのです。
人は放っておいても育ちます。
いえ!
放っておいた方が育つのです!
皆さんご存知だと思いますが
「奇跡のリンゴ」の木村さんも、おっしゃっていました。
「本来、害虫や雑草にも、すべて役割があるから、無理して人間が排除したら、植物の成長を妨げる。だから、人間は、環境のお手伝いをする、くらいの気持ちでいい。」
と。
今まで、農家で良かれと思われてきた事を、やめてみたら、すごく良いリンゴが出来たという事です。
どんな生き物も同じですね。
みんな、
自分ですでに持っているんですね。
成長する力も
目標とする形も
そして、人生の目的も。
だから、環境のお手伝いをするくらいで!
子供にしても、スタッフにしても、自分の理想の型を渡さずに、無限の可能性を確信して過ごしていたら、とんでもない大きさになって、ビックリ!!をこれからは、楽しんでいきたいな〜〜と思います。
今日も、楽しい事をやりましょう!
自分の可能性を制限している、固い箱を、思いっきり壊して、破って、遠くに投げ捨てて、
「バーカ!バーカ!」と叫んだ後に、
無限に、大きく膨らんでいきましょう〜〜〜〜(^-^)v
今日も、皆様の1日が、驚きと喜びに満ちていることを願っています(๑˃̵ᴗ˂̵)
読んでくださってありがとうございました!
また、お会いしましょう〜〜〜〜!