子供の3歳の誕生日に起業した私が悩みに悩んだ仕事と子育ての両立。最終的に意外な結論が出ました。
こんにちは!サナブリ真木です!
cafe sanaburiでは、今日から1週間、パン食べ放題付きのランチと、ディナーを販売します(^-^)v
私自身が無類のパン好きの為、パンを焼くのが楽しくて仕方ありません。
毎日、工夫しながら色々なパンを焼きたいと思っています!
期間中は、サナブリでパンの販売も行いますので、お持ち帰りだけの方もぜひお立ち寄りください(´∀`)
2017年パン福袋も販売予定です!お楽しみに〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
今日は、「こんな子育てでいいのかな?」
と、仕事にかまけて子供を放ったらかしながら、不安になっていた私が、
「これでいいんだな。」
と思えた体験を書きたいと思います。
私は娘が3歳の誕生日を迎えると同時に店を始めました。
子供を授かった時に、3歳くらいまでは、母親がしっかり側にいてあげないと子供が可愛そうだという固定観念があった為、3歳になるまでは、子育てをしながら準備をしておこうと思って起業計画を立てていたのです。
ですが、出産するまでの、14年間、コッテリと仕事しかしていなかった私は、子供が1歳になる前にはすでにもう、いてもたってもいられなくなり、子供を背負って走り回っていました。
まず、始めたのが、近くの施設を管理する仕事です。
その場所で、自然育児サークルを始め、マクロビのスイーツを毎週3品作り自然派のお菓子の研究を始めました。
そして、自然食品店はらぺこあおむしの手伝い、レシピを書いたり、ポップを書いたり、お弁当を作ったり、マクロビスイーツを作ったりと、娘を担いで働いていました。
そして、サナブリオープンに向けて約2年間の準備期間には、仕事と並行して
人気のカフェを巡り分析する
オリジナルメニューを考える
物件や厨房機器を探す
などの他に、
ファン獲得とメニュー開発の為に月1回、知人、友人を集めての模擬カフェを開いたり、
やなせ宿で、1dayシェフをしたり
試食会を開いてアンケートを取ったりということも行いました。
子供が寝ると、店用のおしぼりや座布団を縫い始め、手作りのコースターなどは、1年半前にはすでに60枚出来上がっていました。
(そんなにいらんのに!)
沢山の経験者の方から、
「準備は本当に大変だから、オープン日程はガチガチに決めずに、ほぼ揃ったところで始めた方がいい」
と言われていた私ですが、逆に自分との約束を守れなければビジネスなど絶対に出来ないと思い込み、子供の3歳の誕生日という開業日をどんなことがあっても守ってやる!と最後の3日くらいはほぼ徹夜でオープンにこぎつけました。
その時点で主人は、10キロくらい痩せていて、かなり顔色が悪くなっていました。
不思議な事に私は、全く痩せませんでした:(;゙゚'ω゚'):
「起業するからには、私には責任がある。絶対に自分を甘やかしてはいけない」と強く信じていたので、主人にも、頑張れ!頼むよ!と、自分は太りながら、優しい激痩せ主人に私と同じスタンスを求め続けていたのでした。
そんな私が、とうとうお店をオープンさせると、主人に細々やってもらおうと思っていた夜の営業の人手が足りず、丸々4ヶ月に渡り、保育園から帰ってくる子供を母に預けて、朝から晩まで働く事になっていました。
ある日、娘の晴乃が熱を出しました。夜の9:00頃、実家に迎えに行った時、晴乃がうなされながら私の顔を見て涙を浮かべ、
「お母ちゃん、早くおうちに帰ろう。」
と言いました。
それを見て、私は涙が溢れてきました。
「ごめんな。ハル。一緒に帰ろうな!」と言いながら、こんなに小さい子を放ったらかして、一体私は何をしているんだろう?と頭をブン殴られたような気持ちになりました。
それからは、スタッフを増やし、子供と過ごす時間と仕事のバランスを考え、出来る範囲の量に仕事を減らしていきました。
それでも、やはり、基本的に焦っていた私は、事あるごとに、頑張りすぎてしまい、気がついたら仕事、要するに自分事に夢中になってしまうのでした。
私は、子供の頃から小さい子供が大好きで、可愛くて可愛くて、将来子供を産んで、お母さんになるのが楽しみで仕方ありませんでした。
子供がこんなに好きで、マネジメントや教育の仕事を長くやってきたんだから、きっと良いお母さんになれるはず!と心のどこかで思っていたんだと思います。
それなのに、いざ子供を育ててみると、基本的に、全く子供の周りを回る事が出来ないのです。
気が付いたら、子供に我慢させたり、子供の言いなりになったり、甘やかしたりして、何とかして自分の仕事をしようとしているのでした。
私はだんだん、罪悪感を募らせていきました。
「こんなんで、大丈夫かな?世の中のお母さんみたいに、ずっと子供の事だけ考えていられたらいいのにな。こんな母親で申し訳ないな。ごめんな。子供達。」
と子供に引け目を感じるようになっていくにつれ、すぐにお菓子やオモチャを与えるようになっていきました。
そして、また自分を責めるという悪循環の出来上がりです。
私が、この苦しい悪循環から解放された、1番のきっかけは、
こうしたらダメ!
こうでなければならない!
というルールを作っているのは、自分自身である
という事を知った事でした。
それは、テレビにもよく出ている心理カウンセラーの心屋仁之助氏の著書
「好きな事だけして生きていく」を読んでいた時に、ズドーンと腹に落ちてきた事でした。
自分自身に課しているルールが多いと、守りきれなくなってしまうのですね。
私には、勿論、仕事が楽しいという思いもありましたが、
自分の価値を証明しなければならない!
経営者としてこうでなければならない!
母親とはこうでなければならない!
夫婦とはこうでなければならない!
がありすぎて、すごく頑張る羽目になっていたのです。
ですから、まずその頑張らなければならない理由を掘り下げに掘り下げて、更に掘り下げてみました。
すると、結局、
「ありのままでは価値がない気がする」
という所に辿り着きました。
そして、無理やり
「そのままで最高!」と思い込むことに決めました。
その結果、多くの事に気付き始めたのです。
そして、今まで経験した事は、私にとって必要だったなと確信するに至りました。
父が私に、男の子だったら良かったと言った事
母が天然ながらも、天に任せて生きている事
主人の顔色を悪くしてしまった事
子供の周りを回れなかった事
全てが、私にとってはかけがえのない体験で、それをしなければ、「私は大丈夫だ」と絶対に分からなかったと思うのです。
私の役割として、「仕事をする」というプログラムが細胞に組み込まれているのです。
だから、私は自分のプログラムを使って役割を果たしていけばいいという事です。
ですから、皆さんはどう思うか分かりませんが、私は、子供達も、私という母親にほったらかされたり、淋しい思いをさせられたり、甘やかされたりする体験が必要なんだと思っています。
全ての人が、必要な体験をし、必要な事を学ぶ為に生きています。
その体験の内容は、100人いたら100人とも全く違いますし、私達が理解できるほどシンプルな話では無いのです。
分からないのですから仕方ありません。
自分の価値観で自分を縛らず、安心して、お任せして、自分が喜んで出来る子育てをすればいいのだと思います。
昔、正しいとされていた事も、時代が変われば、全く変わってしまいます。
もしかしたら、今やっている悪い事は、10年後には、良いことに変わっているかもしれません。そのくらい、良い悪いとは、あやふやなものなのです。
ですから、自分の正誤の判断で、自分を縛らない事、責めない事が大切だと思います。
何が起きても、全ては必要な事ですから、安心していていいということです。
そうしていると、不思議なもので、前より子供と過ごす時間が楽しくなりましたし、子供に自信を持って
「お母さんは忙しいんや!!アカンもんはアカン!!」
と言えるようになってきたような気がします。
今日も、心から安心して過ごしましょう!
全ての事は、実はコントロール済みなんですね。
だから、自分次第で、最高にも、最低にもなると思わずに、「絶対に最高にしかならないんだな!」
と信じて、肩の力を抜きましょう!
子供は、神様が育ててくれるんですね(๑˃̵ᴗ˂̵)
本当にありがたい!
とりあえず、
「神さま〜〜!子供をお守りください!なるべく、勉強が出来て、足が速くて、片付けられて、お母さん思いで、後でグレない程度の軽めの反抗期の子で、ひとつよろしく頼んます〜。」と言っておきましょう。
今日も皆様にとって、素敵な1日となりますように!
読んでくださってありがとうございました(๑˃̵ᴗ˂̵)
また、お会いしましょう!