サナブリ真木のなるほど!ブログ

経営、スタッフ、家族、色々な問題を抱えていた私が知った、手放して今に在るという生き方。毎日の体験を通して気付いた事を発振していきます。

前向きならば幸せになれるのか?ポジティブという名の鎧は結構重かった話

こんにちは!サナブリ真木です。

 今日は、ポジティブこそ、幸せになるために最も必要な要素だと思っていた私が、そういう問題ではなかったと気付いた話を書きたいと思います。

私は、1年半ほど前、多くの悩みを抱えていました。

その時は強がっていて、

「悩みはこの3つだけ。他の人よりはウンと少ないから、幸せな方かな。」

と自分に言い聞かせていましたが、本当は100個くらいの事について悩んでいました。

 

その中でも、どうにもならなくなっていたのは、

 

①食べ過ぎが止まらず、太り続けていた事

②主人のありのままを受け入れられずどうしても許せなかった事

③店の運営(中でもスタッフ教育)

 

という3点でした。

そして、子供の好き嫌いが多すぎる事や、自分の金使いの荒さや、家が片付けられない事や、腰や肩がいつも痛い事や、子供にすぐガチャガチャをさせてしまう事や、母がまだ喋ってるのに電話を切ってくる事や、

まあ、とにかく色々な事にストレスを感じていました。

 

私の握りしめていた固定観念の一つに

「前向きでなければ幸せになれない」

というものがありましたので、そういった私の問題を、何とかして良い風に捉えようと、日々自分に言い聞かせて過ごしていました。

 

ですが、「本当に前向きなら幸せになれるのか?」と考え始めるようになりました。

 

このポジティブシンキングを疑い始めたのには、一つのきっかけがありました。

それは、ネガティヴに考えがちなスタッフに、

「前向きに考えるように」と伝えれば伝えるほど、そのスタッフが、

そのように出来ない自分を責めるようになっている

と気付いた時でした。

私はポジティブシンキングこそ、自己実現に最も必要な要素だと信じきっていましたので、初めは、他に原因を探していました。

 

ですが、やはりどう考えても、超がつくほど前向きな私も、全く幸せでは無かったのです。

 

これを受け入れる事は、大変、勇気が入りました。

ある程度の期間、その考え方でかなり上手くいっていたからです。

 

ですが、どう考えても、

「前向きに捉えなければならない

という考え方は、出来ない自分を否定する事に繋がっているのです。

 

私は、自分に起こってくる現象と向き合う事が怖くなっていました。

 

そして、とうとう自分の握りしめているものの多さに気付く時がやってきました。

その問題の一番の原因になっていたのは、今考えると

 

虚栄心

 

だったのではないかと思います。

それまで私は、人は

自分には価値がないのでは無いか?

という不安からネガティヴになり人生を暗転させるのだと思っていました。

ですが、それよりも圧倒的に多いのは、

自分だけは特別な価値があるはず

という虚栄心から来る不安だそうです。

 

この不安に取り憑かれると、自分のあるがままを受け入れられなくなり、不安からくる焦りや恐れが広がっていきます。

 

自己否定が強いとプライドが高くなるように、虚栄心もとてもプライドを高くするのですね。

 

傷付かないように、硬い鎧を着て、自分を守り、人に心を開けなくなっていきます。

ある意味、ポジティブは鎧になり得るのです。

 

何よりも自分のプライドを守る事が、第一優先事項になっていたように思います。

 

私は、自分の価値を信じたいが為に、一生懸命、色々な事の責任を1人で背負い、人の役に立とうとしたり、人を救おうとしたりして走り回っていました。

 

ですが、この行動は、周りの人には、

大迷惑です!!

(本当は迷惑という考え方自体無いんですが)

何故ならば、救おうとされる人が、

「よっぽど自分は駄目なんだな。」

と勘違いするはめになるからです。

先日も書きましたが、

 

与える機会を奪われた人は、本当の喜びが育たないのですね。

与える機会をあってこそ、人は成長し、輝くという事ではないでしょうか?

 

私は、「前向き」という鎧を着て、心で泣きながら必死に自分を守りつつ、周りの普通に生きている人達の前に立ってその人の与える機会を奪っていたのです。

 

 ひとつひとつが誤解だったと分かり、それからというもの、私の固定観念、思い込み、想念は、見事に溶けてどんどん減っていきました。

 

私は大きな玉ねぎのようなもので、皮を剥いたらまた、思い込みやプライドが出てきて、ガッカリしながら剥いたら、また恐れや不安が出てきて「ガーン」と思いながら剥くの繰り返しでした。

でも、1年経つと、確実に悩みは激減していました。

 

ある時から、急に空がものすごく綺麗に見えるようになりました。

植物のエネルギーに驚いたり、動物の目が透き通っているのに気付き、愛おしく見えるようになりました。

その頃から、すぐに感動したり、涙が出たりするようになりました。

 

そして、その頃には、私が救おうとしていた人達が、とても輝いて見えるようになっていたのです。

 

その一番の理由は、

自分の価値が気にならなくなってきて、自分を判断しなくなったから

ではないかと思います。

 

人は、本当に自分にしているようにしか人にしてあげられない

という事を心の底から実感しました。

 

そうなる事が出来たのは、自分も空も植物も動物も人も地球も本当はひとつなんだなと何となく分かったからだと思います。

 

この事に気付けた事は、私の得体の知れない、虚栄心や向上心や孤独感などを一気に溶かしてくれました。

 

これは、自分がこだわっている自分になろうと潜在意識を味方につける引き寄せや、成功哲学を学んで実践している時には、全く感じなかった変化だったのです。

 

私は、

私達は本当はひとつなので、自分だけの幸せをいくら求めた所で、結局、不安は強くなり、孤独感は増すのでは無いかと考えています。

 

全体にとっての幸せの方向に向かわなければ、自分が必要としていた全ての条件を手に入れたとしても、お金がいくらあったとしても、自分の理想を追いかけている限りいつかきっと歪みが出て、満たされない思いや不安に苛まれるのでは無いかと思っています。

 

ですからまだまだ私の中に残っている虚栄心をもっともっと手放して、本当に自由になり、全体の調和のお役に立ちたいと心から願っています。

 

虚栄心を手放す事はある意味で、自分を忘れる事です。

ですから、頭の中の小さい自分が「忘れないで!」と暴れまわります。

 

ですがこの

自分を忘れる事こそが、本当の自分との出会い

なのです。

本当の自分で生きられる事は、言葉に表せないくらい幸せな事です。

自分を取り繕う必要が全く無いからです。

ただ、自然に内側から沸いてくる安心感と喜びに身を任せ、思いっきり自由に生きる事が出来ます。

私が、この変化の中で一番嬉しく感じている事は、自分が自然体でいられる事です。

それは、完璧でない自分を晒け出せるという事です。

残念な自分を、情けない自分を、誰にも隠さなくてよくなったという事です。

これが、どれだけ自分を解放し、自由にしてくれたか、そして失敗や人の目を恐れず、進める事に、感謝が溢れます。

 

私のテーマは、

花や野生の動物のように

溢れるままに生きる

という事です。

 

この事を6月から行う、アウェイクニングカフェでシェアしていきたいと思っています。

 

私は、全くの未熟者です。

自分で言うのも何ですが、まだ30代です!(39ですが)

まだまだ道の途中です。皆様に教えられる事などひとつもありません。

ですが、だからこそシェア出来る事があります。真剣に分かち合いたい事があります。

私個人がやるならば、これほど怖い事はありませんが、私を通して立ち昇ってくる喜びをただ溢れるままにシェアさせていただきたいと思っています。

 

本当の自分との出会いに興味をお持ちの方、

本質的な生き方を選んでおられる方、

今、解決出来ない悩みをお持ちの方、

引き寄せや成功哲学でうまくいかなかった方、

 

 

もし、このブログにピンとくる部分がありましたら、ぜひこのお話会にいらして下さい。

 

私にとっていつも変化に必要だったのは、

飛び込む勇気でした。

そして

先送りにしないという覚悟

でした。

 

一期一会の精神は、やはりとても大切だと感じます。

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ブログを読んで下さる皆様とシェア出来る事を、心から楽しみにしております。

 

 

今日も読んでくださってありがとうございました!

また、お会いしましょう!