手放したもの その12 自分の役割以外
こんにちは!
サナブリ真木です!
今日は、苦手な事や、気が重い事も、努力で乗り越えていこう!と頑張っていた私が、自分の役割を知り、それ以外を手放した体験談を書きたいと思います。
私は子供の頃からワクワクする事をハッキリと自覚していました。
例えば
ケーキやパンを作る
人に手作りのものをプレゼントする
レストランやカフェに行く
人前で話す
リーダーシップを取る
心の世界や、生き方を学ぶ
お笑い番組を見たり、面白い人の話を聞く
などなどです。
自分では、子供の頃、こういう体験をしたからこうなったなど、成長の過程でそうなっていったんだと思っている部分もありました。
例えば私が5歳くらいの時、母の料理教室についていった事がありました。
その日は、クレープを作っていて、私も作らせてもらいました。
その時に教えておられた、東城百合子先生という、自然療法の世界で、大変有名な先生に
「真木ちゃん上手だね。お母さんより上手いね。」
と褒められた事がありました。
その時、子供の私の目から見ても、お母さんは私より下手でした。
私は
「お母さんに教えてあげなければいけないな」
という、気持ちになり、それから家でどんどんお菓子を作るようになっていきました。
クレープを作って、
「真木ちゃんの腕前をどうぞ〜〜」
と言って、みんなに出したところ、
母が「あはははは」
とすごく笑いました。
その時私は、バカにされたと思い、
「お母さんのクセに生意気や!」
とジャイアン丸出しですごく暴れたのを覚えています。
ここで、母の気持ち一句
子の成長
目を細めれば
美和子、心の俳句
私は今まで、
このような体験から、お菓子作りが好きになり、だんだんジャイアンの割合を広げていったと思っていました。
「こういう事があったから、こうなった」
と体験と関連付けて、自分の性分を考えている所があったのです。
なので、子育てでも、
子供にトラウマを残さないように、
良い影響を与えられるように、
と気を配っていましたし、それが出来ていないと、気になって自分を責めてしまっていました。
ですが、今考えると、もちろん体験を通して変化したり、新しく芽生えたりする事もあるかもしれませんが、産まれた時点で、その人それぞれの命の形というのがあるのではないかと思うのです。
ある程度決まっているという事です。
それを体験を通して思い出していくのでは?と思っているのです。
それは、持って生まれてきた、その人の役割です。
私であれば、
料理を作ったり、人前で話したり、リーダーシップを取るという役割です。
その役割に、良いも悪いも無ければ、上も下もありません。
ただ、それをする為に生まれてきたという事です。
そして、その役割により、何かの役に立つということではないかと思うのです。
私は自分の役割以外の事をしようとすると、心が苦しくなります。
例えば、私は、気を利かせて、誰かのサポート役に徹する事は、得意ではありません。
みんなでお食事会をしていても、取り皿をとったり、お酒を注いだりと気を配る事が、苦手で気が重くて仕方ありません。
ですが、お酒を注いでもらったり、
「取り皿取って」
と言うのは大変得意なのです。
それは、ただのワガママちゃいますか?と思われる方もいるかもしれませんが、実際、
「取り皿取って」
と言う方が苦手で、自分が配る方が得意な人もいると思うのです。
料理教室でも、メインで教える事は出来ますが、アシスタントなどはとっても苦手です。
私には、すみこという優秀なアシスタントがいるのですが、彼女は、アシスタントこそ力を発揮させます。
アシスタントに求めらる、
先を読む力、段取力や、気の利かせ方、
しゃしゃり出ずに、事をスムーズに運ぶ力、人の気持ちを察知する洞察力など、サポートする力が完璧に備わっているのです。
私がアシスタントをすると、すぐに、ただのウロウロしている人になってしまいます。
ですから、私は、苦手な事を頑張る時期があってもいいけれど、
自分の役割以外の事に心を痛める時間を減らしていきたい
と思っています。
それぞれの役割に沿って、全力で生きる方が楽しいし、間違いなく力を発揮し輝いていくのです。
周り人の役割もそうです。
その人が持っている、役割以外の事を要求し、強制する事は、その人そのものを殺してしまう事になりかねないという事を心に留めておきたいと思います。
映画を作るとして、
監督、カメラマン、美術さん、衣装さん、音響さん、主役の人、脇役の人
などたくさんの役割があります。
その人の役割以外を強制することは、
美術さんの役割を持った人に、
「主役の役者になれなければ、映画を作る人として、成功しているとは言えないよ。」
と言っているのと同じ事です。
最高の美術さんは、最高の美術の役割を果たす事が目的です。
そのように自分の役割を強制されて育つと、やはり自分自身に葛藤が生まれ、そのままの自分の価値を見出しずらくなるのではないかと思うのです。
ですから、自分がした良い体験や、苦労した体験を通して学んだ、
個人的な価値観と照らし合わせて、子供やスタッフを導く事は、百害あって一利なし
だと腹をくくって決めました。
自分が持っている役割は、簡単に見極められます。
その方法は、
それをしている時にワクワクするか?
を自分に問いかける事です。
「ワクワクは魂の言語」
という言葉を学び、なるほど!そういう事か!と腑に落ちたという訳なのです。
自分の役割を生きるほど、楽しい道はありません!
人の期待に応える道では無く、自分の役割を全力で生きている道を歩む人こそ、本当の意味で活躍している人だと思います。
今日も、ワクワクする事をやりましょう!
予定が決まっていて出来ない人は、ワクワクする事を考えましょう!
頭の中は誰も強制できません。
ワクワクしている人の周りの人は、
なんか分からないけど、嬉しくなるものですからね(๑˃̵ᴗ˂̵)
今日も読んで下さってありがとうございました〜!
またお会いしましょう!