サナブリ真木のなるほど!ブログ

経営、スタッフ、家族、色々な問題を抱えていた私が知った、手放して今に在るという生き方。毎日の体験を通して気付いた事を発振していきます。

田舎のカフェサナブリは経営方針の変更をしました。すると、不思議な変化が現れ始めたので、紹介させていただきます。

こんにちは!

サナブリ真木です!

 

最近は、暖かくなってきましたね(´∀`)

昨日の、里の市もポカポカと天気が良く、ご来場いただいた方が、お昼ごはんを食べたり、ゆっくりと話に花を咲かせて下さっていて、とっても嬉しくなるような雰囲気でした。

ご来場いただいた方、本当にありがとうございます!

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また、毎週やっておりますので、ぜひぜひ遊びに来て下さい。

 

今日は、サナブリの経営方針の変更とそれに伴う店の変化について書きたいと思います。

 

私は今まで、個人事業を軌道にのせる方法をこのように考えていました。

 

①コンセプトを明確にする

②お客様が喜ぶ商品を作る

③優秀で誠実なスタッフを育てる

④あたたかい雰囲気を作る

⬇︎⬇︎⬇︎

売り上げが上がり、健全な経営が実現する。

 

細かく言うとまだまだ色々ありますが、結局、人、もの、箱だと思っていたので、そこにとことん拘れば、必ず結果は出ると思っていたのです。

 

ですから、サナブリのコンセプトは、

感謝を通して地域を元気にする

という感じのものでした。

 

ですが、私は半年くらい前に、経営方針を大きく変える事になりました。

 

それは、私がやろうとしている事の、

源は何か?という事に気が付いたからです。

 

何故、このように地元で、オーガニックレストランをやろうと思ったか?

 

本当に正直な気持ちは3つありました。

 

一つ目は、自分が出来る事で地域や社会に貢献したかったから。

二つ目は、自分が今まで、培ってきたものを試したかったから。

三つ目は、単純に料理やケーキやパンを作るのが好きで、カフェをやりたかったから。

 

これが、私の起業の源でした。

読んでもらったら分かる通り、

「この田舎で、いっちょボロい商売したろ!」などと、悪い事を考えていた訳ではないのです。

ただ、純粋にやりたくて、挑戦したくて、田舎でカフェを始めました。

 

しばらくすると、

何か足りないな〜!

もっとやらなきゃ!

という気持ちになってきました。

そして、その気持ちは、どんどん大きくなっていったのです。

 

そして、いい加減、頑張り過ぎてみて、何かおかしいぞ?気付きました。

 

その時、とにかく私は、疲れていたのです。

 

そして、とうとう、私の経営の源は、

自分の価値を証明する為

だったのだという事に気が付きました。

 

だから、どんどん足りなく感じる事になっていたんですね。

 

自分の価値の証明には終わりが無いんです!

 

目標を達成して、みんなに認めらたとしても、また、だんだん何か足りなくなって、大きな目標を立て、更に頑張るという、エンドレス価値証明ゾーンをぐるぐる回ることなってしまう事になっていたのです。

 

これは、ひたすら価値の足し算の毎日ですから大変です。

 

一つとして、価値という荷物を落とさないように、両手に持てる限り持って、リュックにもパンパンにつめて背負い、頭にも乗せて、顔と肩の間にも、足の間にも挟んで、口にも咥え始めると、どうなると思いますか??

 

そうです!

 

身動きが出来なくなってしまうんですね!!

 

私は、荷物を落とす事が怖くなっていました。

そして、身動きが取れない状態で「押すな!押すなよ!」周りをけん制していたのです。

 

今考えると、主人も、子供も、何でそんな事になっているのか理解出来ず、

ダチョウ倶楽部的に押した方がいいのか?

ホンマにに押したらアカンのか?

私をポカーンとした顔で見ていたような気がします。

 

そして、とうとう、自分の価値をそんなに必死に証明しなくてもいいのだという事に気が付きました。

 

何故ならば、

私達には、すでに価値があるからです。

 

気付いた時、重たい荷物が本当にどうでも良くなって、今までサンキューでした!ペコリと感謝して、サヨナラしました。

 

どれだけ、身軽になった事か!!

 

本当に手ぶらが一番やな〜〜!と思いました。

 

そして、私はサナブリの経営方針を、今まで、誰からも聞いた事が無いようなものに変えました。

 

それは以下の通りです。

 

①全てのものに愛を込める

 

これだけです。

この経営方針の元、働いてみたら、面白い事が起こり始めました。

 

今までは、私にとっての仕事は、準備と本番の時間がありましたし、オンとオフの時間がありました。

 

売り上げを上げるための勝負の日がありましたし、力が入る日、力が入る人がいました。

 

ですが、経営方針を、ただ愛を込める事だけにしてみると、どの瞬間にも、目的があり、ゴールがあるので、ずっと本番で、ずっとオンになってきました。

 

トイレを掃除する時も、

野菜を洗う時も、

卵を割る時も、

お金を数える時も、

片付ける時も、

スタッフに教える時も、

お客様に接する時も、

 

本当に、どの瞬間にも、愛を込める対象があるので、ずっと真剣でいる必要があり、真剣にやってみると、何故かすごく面白いんです!

 

これには、本当に驚きました。

苦手だ、面倒だと思っていた事が、真剣にやってみたら、意外にも奥が深く、重要な役割を担っていた事に気付くのです。

 

そして、どの時間をとっても、どの作業をとっても、ふんわりとした達成感があり、何か無性に嬉しいんですね!

 

褒められなくても、認められなくても、その瞬間に、確かな満足が生まれるのです。

 

しかも、疲れない!

 

多分、未来の為の準備では無く、今を生きるようにしてみたからだと思います。

 

そして、更に驚くべき事に、この一見、

「イヤイヤ商売ってそんな甘いものちゃいますやん?」

 

という経営方針を、本気で実現しようとフルコミットでやってみると、必要なものが全部揃ってくるんです。

 

良く考えてみると、

 

良い商品も、

良いスタッフも、

良い雰囲気も、

そして売り上げも、

全ては愛から生まれていたんです。

 

ですから、この経営方針は、本当に全てを網羅しています。

 

愛を込める対象が全てなので、

お客様、スタッフ、生産者さん、食材、もの、時間、お金、そして自分自身に対して、同じように大切する必要が出てきます。

 

いかに自分が、自分の価値観で区別して生きてきたかを思い知らされる毎日です。

 

この、経営方針にしてから、明らかに変化したものは、私の気持ちだけではありません。

 

それは、サナブリで働く、スタッフの変化です。

 

見るからに、成長し、見るからに、仕事が自分ごとになってきています。

 

みんなが、愛を込めるという事を、本気で考え始めているのです。

 

これほど、嬉しい変化があるでしょうか?

 

この、ただ愛を込めるという事を真剣にやると、今までみんなが培ってきたものは、存分に生かされ、スキルや知識を、もっともっと身に付ける必要が出てきて、大いに学び、大いに深める事につながっていくのですね。

 

私は今、みんなで、この経営方針にコミットし、

サナブリを大きい愛が通る場所にしよう!

と考えているのです。

 

これは、本当にやりがいがあります!

 

今日も、嬉しい気持ちで、微笑みながら、真剣に働きたいと思います。

 

 

皆様の1日が、純粋な愛に溢れた嬉しい1日であることを祈っています!

 

読んで下さってありがとうございました〜(´∀`)

また、お会いしましょう(๑˃̵ᴗ˂̵)