2018年春 サナブリのリニューアルを考えています。
明けましておめでとうございます。サナブリ真木です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
いつの間にか、ドイツから帰って来て、1か月も経ってしましました(;''∀'')
「帰って来たら報告しま~す」とか言いながら、音沙汰無しで申し訳ありません!
「真木さんドイツで何かあったん?」と思われた方もおられるかもしれません。
何かあった事は間違い無いのですが、何をどう話せば良いか分らぬまま、年末の忙しさに埋没しておりました( ;∀;)
思い切って飛び込んだドイツでの学びの旅でしたが、本当に素晴らしい体験をさせていただいたと思います。
とにかく沢山の気付きをいただきました。
様々な学びの中で、ひとつピックアップしてシェアさせていただきますと、ドイツでいただいた食事は、飲食店を経営する私にとって、大きな衝撃を受けるものでした。
滞在中は、ずっと、ラクトベジタリアン用のオーガニック食を1日3食、アシュラムの中にあるダイナーズでいただいていました。
毎度、本当にシンプルで、サラダなんかは、1種類の葉物に自分好みで、醤油と塩、オリーブオイルをかけるだけのものだったり、ある日のランチは、野菜のハーブ煮込みとクスクスだけだったりと、全く彩や飾り気など無いのですが、食べると感謝が湧いてきて、じんわり満足するという不思議な食事でした。心も身体も満たされ幸せを感じる・・・。
何故そのような食事が用意出来るのか?私は、
「これは、決して作る人の技術や知識のなせる業では無いなぁ」
と感じました。
食べた人が美味しく感じることや、やみつきになることを目的に作られた料理ではないからです。
そして、もちろん、自分の技術やセンスを認めてもらうために作られたものでもありません。ですから本当に素朴なのです。
きっと、神様に、それから食べてくれる目の前の人に、そして食材達のイノチに感謝して、ただ捧げる事を目的として、祈りと共に作られているのだなぁと感じる...そんな料理ばかりだったように思います。
写真はカフェのスイーツです。
私には、ダイナーズで働く人達が、一人残らず、とにかく素で、効率の良さや、生産性を価値基準とした、優劣や正誤の判断の中にはいないように見えたのです。
やはり、どうやって行うのかよりも、
何の為に行うのか?
どんな存在として行うのか?
そのことを大切にしたいと強く思ったのでした。
今月もaweakning cafeを行います。
2か月ぶりの開催になります。ドイツでの気付きや、最近また新たに要らなくなって自然と落ちていったこと、決意して手放したこと、などなど、等身大のわたくしの素の状態でお話しさせていただけたらと思っています。
この手放すというのは、本当に奥が深いですね。でも執着を手放せば、必ずそのことから自由になれる。この体験は本当に私の生き方を大きく変えてくれました。
ぜひ初めての方も気軽に聞きに来てください!
テーマ:苦しみが平和に変わる【手放して自由になる】
日時:1月26日(金)15:00~17:00
場所:cafe sanaburi
料金:2500円
ケーキセット付になりますので参加される方はご予約をお願いいたします。
皆さんにお会い出来るのを楽しみにしております!
さてさて、タイトルにもありますように、わたくしサナブリ真木は、現在cafe sanaburiをリニューアルしようと考えています。
理由は、自分自身が次のステージに進みたいと思ったからです。
元々、サナブリのコンセプトは、
地元の良いものを紹介し、地元のより多くの方に喜んでいただく。
感謝を通して、地元を元気にする。
というものでした。
そのコンセプトに沿った店を作る為、手作りにこだわりながらもスピードや効率も重視し、薄利多売で回る仕組みを作る為の営業時間、メニュー、スタッフ構成を考えていました。
ですが、昨年、経営方針を、
すべてのものに愛を込める
に変更することを決めました。
それからは、どうしたら愛が込められるのか?
どうしたら本当に身体も心も元気になれる商品やサービスが提供出来るのか?
そのことばかり考えてきました。
そして、今あるものをそのままにして、コンセプトを変えるのは不可能だという結論に辿り着きました。
どう考えても、コンセプトから切ってすべてを決めていかなければ、何もかもがチグハグになってしまいます。
チグハグは、本当に迷いを生み、無駄なエネルギーを使うことになるなと感じたのです。
よくあることだと思いますが、目の前にある現象的なことに囚われていると、いつの間にかここはどこ?という場所に辿り着いてしまったりするものですよね。
以前私にはこんな事がよくありました。
「今日こそは、やせる為に8:00には家を出てウォーキングするぞ!」と決めていたのに、子供がなかなか起きてくれず、バタバタしているうちにだんだんイライラしてきて、何とか学校に行かせたものの、子供が時間切れで残した朝ごはんのホットケーキが無償に気になってしまい、どうせ食べるならより美味しく!と冷蔵庫に蜂蜜を取りに行ったら、昨日もらったお饅頭のことを思い出してしまい、いつの間にかワイドショーを見ながら神妙な顔でお茶とお饅頭を食べていたりしたのです!
もし、私が
「愛を込めるとは言ってもな、、、今の店の家賃と今の従業員の給与を払わなあかんから、まずは売上を上げないと話にならへんし、せっかくここまでやったんやから、今あるものを使わな勿体ないしな、そうなると、やっぱり、利益率を上げんといかんな。何か安く出来て、早く出せて、うまい!ものは無いもんかいなぁ~。」
などとい言っていると、最終的に余った時間で愛を込めようとしたり、いかに効率よく愛を込めるかを練習し出したりというような、「ところで一体何がしたいの?」という状態になってしまうのです。
結局、何がしたいのか?
そのためならどこまで手放せるのか?
これこそが結果を決める1番の要因だと思うのです。
このことが、明確に強く決まっていればいる程、そこに力強く近づいて行けるのではないでしょうか?
ですから、私は、サナブリを1度壊してコンセプトから作り直したいと思っています。
人は創造を繰り返して成長すると言いますが、創造するためには、必ず破壊が必要です。
一流の陶芸家の方が、十分高値で売れると分っていても、今の自分が納得しなければ、すぐさまその作品を割ってしまうように、昨日の自分を超えていく為なら、躊躇無く他のものを捨てなければならないなという思いが、だんだん湧いてきたのです。
安定や保証を求めて流れる水をせき止めると、たちまち水は澱んで濁ってしまいます。何にしてもサラサラと溜めこまない体質を目指したいと思っています。
これは、本当にまだまだですが"(-""-)"
今の私が本当にやりたい店は、
食ベてくれる人が
心から安心できますように。
笑顔になれますように。
元気になれますように。
幸せになれますように。
と祈りながら作ったものを、祈りと共に提供できる。そんなレストランです。
今は、そのことが何よりも大切ではないかと思っているのです。
食べる事は生きること。
イノチをいただくということ。
それは、愛をいただくということ。
その食事を作らせていただくのに、祈らずに行って良い筈がない。
その為にどこまで手放せるか、これから挑戦したいと思っています。
自由に、伸び伸びと、楽しんで、サナブリシーズン2を創造していきたいと思っています。
今の目標は4月中旬頃ですが、また何か決まりましたらお知らせさせていただきます!
(もし、リニューアル後にサナブリがあんまり変わってなかったら、私の肩をポンポンと2回叩いた後、私の目を見て頷いて、「ドンマイ」と言って励まして下さい( T_T)\(^-^ ))
では、皆様2018年もサナブリを西木家ともども、どうぞよろしくお願いいたします!
ありがとうございました~!
またお会いしましょう(^_-)-☆