手放したもの その12 着ていた鎧
こんにちは!
サナブリ真木です。
今日は、無理して強がってみたり、出来るふりをしてしまっていたり、
「自分とは、 こういうものです。」
を頑張ってアピールしていた私が、本当の自分で生きる覚悟をし、鎧を脱いだ話を書きたいと思います。
私は実は小さい頃から、すごい人見知りで、保育園、幼稚園、共になかなかクラスに馴染めずに、唯一、心を許している、年子の姉の教室にいさせてもらう程、手がかかる子供でした。
幼稚園は、あまりに、行くのが嫌過ぎて、最後まで行けず、まさかの中退になってしまったほどです。
家では、大きな声で話、兄弟喧嘩をしても誰にも負けない、パワーがあるのですが、知らない人の前だと、極度に緊張してしまうのです。
なので、子供の頃はなかなか、心から気を許せる友達を作れず、それをすごく気にしていて、毎年目標に、
「友達を作る!」
と掲げていました。
だんだん年を取るに連れて、
こうなったらいいな!という自分に近づいていくのですが、
「人見知り」「泣き虫」「弱い」「傷付きやすい」
という、嫌いな自分を封印し、
「社交的」」「強い」「パワフル」「サバサバしている」
といった理想の自分を、本当の自分だと思うようになってきました。
それでも、だんだん、上手くいかない事が出てくると、捨ててきた弱い自分が追いかけてくるのです。
人見知りで、弱くて、傷付きやすい小さい私が、
逃げれば逃げるほど
「私の事を忘れてるよ〜〜!」
と、追いかけてきて、
見ないようにすれば、するほど
「私もいるよ〜〜!」
とアピールしてくるのでした。
その真っ只中にいる時は、自分では分からないし、逃げている自分にも、気付きませんでした。
なのに
「私はこれでいい!」
と思った瞬間に、封印して、捨ててきた小さい、弱い私が、必死にしがみついているのがハッキリと分かりました。
人は、みんな、色々なパーツで出来ています。
自分の目から見て、
好ましいパーツもあれば、嫌いなパーツもあるでしょう。
でも、そのひとつひとつを組み合わせたものが自分そのものなのです。
それなのに、私は、嫌いなパーツを捨てて、好きなパーツだけ残して、これこそが、自分だと思い込んでいたのです。
ですが、自分を組み立て、支えているパーツが少ないと、人は必ずグラグラしてしまいます。
ですから、分厚い鎧を着る必要が出てくるのです。
誰にも気付かれないように、
誰にもスカスカな部分を押されないように、
「私はこういうものですが、何か?」
と虚勢を張って生きる事になっていました。
でも、
「弱くてもいい。」
「傷付きやすくてもいい。」
と嫌いなパーツを拾いあげ、自分に戻してあげると、それはそれは、本当の自分が喜びます。
そして、本当の意味で、
その嫌いなパーツから卒業できるのです。
そうなれば、もう鎧を着る必要はありません。
どれだけ、身軽になる事か!
私の場合は、鎧を脱いだ瞬間から、眠くて眠くて仕方なくなりました。
肩に力が入り過ぎて、しっかり眠れていなかったんですね(*_*)
捨ててきたパーツというのを見極める簡単な方法があります。
それは、周りの人のイライラする行動です。
時間にルーズ
責任感が無い
自己中心的
作業が遅い
迷惑をかける
人の話を、聞かない
不機嫌
挨拶、感謝が無い
ズルイ
ネガティブ
など、上げればきりがありませんが、無性にイライラする行動は、自分が捨ててきたパーツを、相手の行動を通して見ているのです。
その証拠に、同じ行動を見て、イライラしない人もいますよね?
相手が自分に教えてくれた、捨ててきたパーツを拾い、戻すため
「私は○○でもいい」
と言ってみて下さい。
「私は責任感が無くてもいい」
「私はネガティブでいい」
言ってみた時に、涙が出たら、それが自分の捨ててきたパーツです。
自分の大切な短所であり長所です。
私達は、すでに高価で尊い存在です。
だから、嫌いなパーツを捨てなくていいのです。
そのままでいいんですね。
パーツを選ばなくても、そのままで、最高です。
絶対に、大丈夫です。
そのままの方が、持てる力を何倍も発揮出来るという事が、鎧を脱いで、身軽になってみて、初めて分かりました。
私は、サナブリを始めて、鎧を着て、カツラをかぶり、ものすごい真剣に頑張っていました。
そして、途中からカツラがずれていて、みんなにバレバレだったのですが、本人があまりに真剣だったので、みんなもどこを見たらいいのか、分からなかったんでしょうね(^_^;)
私が
「ジャーン!実はカツラでした〜!」
と明るく言ったら、みんなも、ホッとしたのが分かりました。
だいたい、気付いていないのは、自分だけだったりするのです!
私はこれから、鎧を脱いで、丸腰で生きようと思います。
無理をせず、強がらず、等身大の自分で生きる事こそ、本当の強さだと思うからです。
今日も、ありのままの自分で生きましょう!
意外に、自分が思っている嫌いなパーツは、人に役割を与え、人を癒します!
結構役に立ってたりするんです!
捨ててきた、嫌いなパーツと、それを見せて、教えてくれる人達に、
「あーざーっす!」と言いましょう!
読んでくださってありがとうございました!
また、お会いしましょう(๑˃̵ᴗ˂̵)